般若寺

 奈良の北東部に位置する般若寺は、奈良街道(上ツ道)の平城京への入り口でした。
 昔は、奈良街道が般若寺の境内を南北に通過しており、南北の門を閉ざすと平城京へ入るはできなくなっていたことから、般若寺は平城京の守りであったと言えます。
 現在の般若寺は、本殿がある京街道の東部分を残して、西側は一般家屋、奈良少年刑務所になっています。

 境内には神社があります。
 昔は神仏一体で神社とお寺は同じ場所にありましたが、明治時代に神仏分離令が下されてからそれぞれ別々になりました。
 しかし、般若寺は分離されず、今でも神社が残っています。
 薬師寺の南側に天満宮があり、天満宮を参拝してから薬師寺を参拝するのが正規のルートとされるのも、そういったことからでしょうか。
国宝 楼門(ろうもん) 秋にはコスモスでいっぱいになるそうです
本殿
十三重石宝塔と石灯籠 本殿上がり口 十三重石宝塔
傘塔婆 境内には神社があります
紅梅 白梅 観音石仏は水仙で飾られています
 般若寺は、コスモス寺とも呼ばれており、秋にはコスモスでいっぱいになるそうです。 



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