奈良の春日大社では、10月初旬の土日で鹿の角きり神事が行われます。
 奈良公園の鹿は、春日大社の遣いとされており、天然記念物に指定されています。
 角放っておくと自然に抜け替わるのですが、秋の繁殖期には、牡鹿の気性が荒くなり、危険なため切り落とします。
 秋になると、角は神経も血管も通わなくなりますので、切っても痛みはありません。
 春日大社の神事として江戸時代初期から340年続けられており、初日は安全祈願祭が行われ、続いて角きりが行われます。
 午前11時30分に開門し、12時から始まり、所要30分程度で、1回に3匹の角を切り落とす行事が5回行われます。
 観覧は大人1000円、子供500円がかかり、1回完全入れ替え制です。
ならの しかお君です 初日の第一回目は混雑します
安全祈願祭
   角を切る様子を他の鹿に見られないようにします。 
 切るのはノコギリで一気に    切った角は笊で引き上げます

  

平成26年10月11日第一回の様子



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