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工事担任者DD第一種合格記 |
始まり | ある日、職場の回覧で工事担任者の試験案内がありインターネット申請も可能というものを見ました。 今まで、長年無線技術者として仕事をしていましたので電話やインターネットは使うものの、仕事として有線電気通信にはあまり触れることがありませんでしたので資格の存在は知っていましたが受験しようという気にはならなかったのですが、ある年に突然ネットワークの維持管理の仕事に配置替えされたことがあったためその経験を生かすという意味で受けてみようという気になりました。 |
受験申請 | 折角ネットワークの仕事に携わったことがありましたのでその腕試しという気持ちでデジタル種を受けようと考えました。(伝送交換は自信がありませんでしたので) ところがその年の試験から制度が変わり、旧アナログ種はAI種へ、デジタル種はDD種と名称が変わり、また従事範囲も変更になるとのことで、新制度のDD第一種を受験することとしました。 書類での受験申請は既に締め切っていましたがインターネット申請は数日の余裕がありましたので申請要領をみると無線従事者資格で「基礎」が免除になるとのこと。丁度その前日に2技の免許証が届いていましたので免除申請を行うことができました。 |
受験勉強 | 問題集を探しましたが当然新制度のものは本屋さんには見あたりません。 インターネットのAmazonで検索しましたら1誌を発見、すぐに購入しました。 全3科目中、基礎は免除でしたので技術・理論と法規の受験、法規は電波法と同様感覚と思い技術に重点をおいて勉強に入りました。 DD種とはいえ電話回線の問題は出てくることが判り、昔の研修時代に戻った気持ちで1日1ページ程度を進めましたが、出題方式が無線従事者国家試験とは異なりなかなかなじめませんでした。 (次の記述はAのみ正しい、Bのみ正しい、AもBも正しい、AもBも正しくないという選択肢) 試験5日前位に技術・理論の問題集を終え、法規に入りました。 これが実に油断しており、慣れない有線電気通信法、電気通信事業者法に加え、この年の改正から不正アクセス防止法が加わりさっぱり理解できない状況のまま試験日を迎えました。 |
受験 | 始めての受験会場に迷いながら到着し試験開始、2科目の受験を終えてその日は終了。(1科目だけの受験の人が多いことに驚き) 最近は試験の数日後にはインターネットで試験問題と回答が開示されますので自己採点を行うことが可能になっています。 早速自己採点。受験勉強の進み具合がそのまま試験に反映した形となり、技術・理論は合格点を越えているものの法規は情けない点数であることが判りました。 発表の日にもインターネットで合否発表が行われますので受験番号等々を入力して確認すると「不合格」(科目合格も不合格と表示されます)、数日後に自己採点どおりの科目合格という結果通知が届き次回のリベンジとなりました。 半年は早いもの、再度インターネットで受験申請を行い今回は「法規」のみの受験。 前回と同じ試験会場で申請し法規の勉強に励みますがなかなか捗るものではありません、どうにか試験日までに問題集を終え試験に挑みました。 私は40分間の試験時間ギリギリで回答を終えましたが周りの人はもうすでに帰り支度を整えていました、いったい1問を何分で回答したのでしょうか。 |
結果 | 前回と同様にインターネットで恐る恐る自己採点を行いましたところ合格点をクリアしているという結果。 発表の日にインターネットで照会すると「おめでとうございます」の文字。ホッとして資格者証申請の準備に入り次の日に合格通知が届きました。 |
次へ | 調子に乗っていますので次の試験でAI第1種を受けようと思い問題集を購入しました。 |
資格補足 | 旧制度のデジタル第一種は、アナログ第二種の従事範囲を含んでいましたが、DD第一種はAI種を含まなくなりました。 しかし、デジタル第一種とDD第一種は、デジタル部門において従事する範囲は同じですが、DD第一種は出題範囲にセキュリティポリシィや個人情報保護法が含まれましたので完全に同等ではありません。 |